【report】しめ縄飾りづくりWS&餅つき体験
年の瀬が迫る、12月28日。トモニタガヤス会員さんをはじめ、人田畑の活動を応援してくださる参加者様をお迎えして、農家の手仕事を体験していただく、「しめ縄飾りづくりWS&餅つき体験」のイベントを開催しました。
しめ縄飾りづくり
教えてくださるのは「FarmShida」志田光恵さん、「農園八兵衛」塩原典子さん。
「やなぎもち」の稲わらを使い、思い思いのしめ縄が作られていきます。
材料に使用したのは、FarmShidaさんの田んぼで育てている自然栽培のやなぎもち。
この品種は、柳のようにしなやかで、食味が良い上にわら細工にも向いているのだそう。
いい塩梅に力を使いながらも、丁寧に藁をよっていく作業に、皆さん没頭している様子です。
好みの大きさ、形にととのえられたしめ縄たちは、色鮮やかな南天や松の葉でおめかし。
お互いの仕上がりに感化されて、どんどん美しくしめ縄飾りが仕上がっていきました。
ワイワイ、和やか会場の雰囲気でつくられたしめ縄飾り。年神様を笑顔でお迎えできそうです。
餅つき体験
餅つき会場は、もち米を蒸す蒸気と、甘いふくよかな香りでいっぱい。
準備をして待っていたのは、「けんちゃん農場」齋藤さんご夫妻と、「川崎農園」川崎さん親子、そして「ほしの農園」星野さん。
石臼にたっぷりのお湯をはり、杵の準備も万端です。
蒸しあがったもち米を石臼に移したら、頼もしい男衆によるめつぶし、そして豪快な餅つき。
力強い杵づかいに、参加者様から感嘆の声が上がります。
「よいしょ~、よいしょ~」と威勢のよい掛け声が飛び交うなか、農家も参加者様もまざって、順番に杵を持ち、お餅をついていきます。
つき上がる前の少しお米が残った状態のお餅をつまみ食い。これがまた美味。
出来上がったお餅で、鏡餅を作りました。
熱いお餅を、まるく、くるくると回しながら形を整えます。
自分で作った鏡餅には、愛着が湧きますね。
つきあがったお餅は自然栽培で育った材料でできた、きな粉やあんこで。
柔らかくもコシのあるつきたてのお餅。
色んなところから「おいしー」の声が飛び交いました。
温かいお汁ものもいただき、ほかほかの会場です。
今回ご用意したのは、川崎農園の「こがねもち」、FarmShidaの「やなぎもち」、けんちゃん農場の「大正もち」。そして、「こがねもち3ぶつき」。
それぞれのもち米の生育の特性や、味の違いなど、お米の話題に花が咲きます。話を聞きながら、その味を楽しめるのは、「農家さんとの餅つき」ならでは。心もお腹も満たされる時間となりました。
人田畑メンバーにとって、参加者様とイベントを通して楽しく交流ができ、実りある機会となりました。みなさまが「美味しい」と言って食べてくださる姿を間近で見られることは、とても嬉しく、励みになりました。
今後も、おいしさを体験とともにお伝えできるイベントを企画して参ります。農家が手作りでイベントの企画や販売を営む、わたしたち「協同組合人田畑」。これからも応援していただけましたら幸いです。