人田畑メンバーインタビュー

農家とお客様との橋渡し役―staff 福士さん

梱包発送作業からホームページやネットショップの更新まで、人田畑の事務作業全般を担っていただいている福士さん。組合員のだれもが口をそろえて「福士さんがいなければ今の人田畑はない」と言うほど。しかし、人田畑が運営するCSAであるトモニタガヤスの会員さんですらその存在を知らない方が多いという。本邦初公開、福士さんの普段のお仕事についてインタビューしました。

   ▲音声版はこちら

確実に品物をお届けするのが私に課せられたミッションでありやるべきこと

―いきなりなのですが福士さんは何という風に紹介すればいいですかね(笑)。

福士さん:一言でいえば「事務局スタッフ」ですかね!

―事務局スタッフというと主にどんな業務を担当しているのでしょうか

福士さん:メインの業務は毎週木曜日にネットショップでお買い物をされた方の梱包作業や発送作業をしています。あとホームページやネットショップの更新などもしていてバックオフィスを担当しています。

―取材で伺ったときはすごい量の段ボールでしたね。

福士さん:たしかに(笑)。マックス35件発送したこともありました。
今の人田畑の規模感だとけっこうな量で、その作業は1日では終わらないです。

―1日では終わらないといいますと。

福士さん:注文が入った時に農家のみなさんに納品をお願いすることから始まって、前日には、納品書や送り状の作成を済ませています。発送作業当日までの“準備”を、とても大切にしています。お客様に、確実に間違わずに品物をお届けするのが、私に課せられたミッションであり、やるべきことであると思っているので。

超・段ボールさばき

―農家はそういった事務作業が苦手な人が多いのでありがたいです(笑)。前日に準備をして、当日の発送作業はどのように進めていくのでしょうか。

福士さん:当日は箱作りからスタートしていくのですがこれがまた奥深くて…様々な大きさの荷物をいろんな大きさの箱に詰めていくというパズルのような作業です。

―リユースの段ボールを使っているのでサイズが決まっていないのですよね。

福士さん:お客様にご理解いただいたうえで段ボールをリユースしていますが、毎回様々なサイズの段ボールを組み合わせています。お菓子の箱だったり牛乳の箱だったり(笑)。

―段ボールのテープ止めがカメラのシャッタースピードよりはやいっていう(笑)。

福士さん:段ボールさばきがめちゃくちゃ速くなりました!

農家とお客様を繋ぐこと

―そのようなご苦労もある中で、楽しい瞬間や「やっててよかった」という瞬間はありますか。

福士さん:人田畑メンバーが心を込めた育てた品物を、全国のお客様にお届けすることの「橋渡し」になれるということが喜びですね。それとお客様からのレビューも、温かいレビューをいただくと、自分がその商品をつくったわけではないですが、嬉しい気持ちになります。「丁寧な梱包ありがとうございます」というレビューが来ることもあってそれもまた嬉しい!

―組合員のスレッドにレビューを共有してくださるのですが、その文章からも福士さんの喜びが伝わってきます。

福士さん:そういう風に思ってたんだねー!(笑)

―福士さんがいなければ今の人田畑はないといっても過言ではありません!

福士さん:組合員の皆さんが、ありがとうと声をかけてくれることもまた、梱包作業のモチベーションに繋がっています!組合員同士の仲のよさは、人田畑の一番の売りですね。

インタビュアー:みなみ農園 田村勇樹